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「…負けるのが怖いのか?」
その一言にオレは立ち止まり、振り返った
遙「オレがお前なんかに負けわるわけないだろ。
…いいよ、勝負して、お前のその俺様な態度改めさせてやる」
と、思った事を言った
「ふっ。望むところだ」
そして、1対1の勝負が始まった
バスケ部では経験しなかった
相手のスピード、コントロール
1つの点を取るだけにこんなにも体力が奪われたのは初めてだった
これが、オレと互角の力を持つ相楽空宙との出逢い
「…ハァハァ、なかなかやるじゃん、お前」
遙「お前じゃなくて"志筑遙"あと、お前もなかなかやるじゃん。
ま、オレ程の実力じゃないけどな」
「いちいちムカツく奴だな。俺は相楽空宙だ。」
遙「へぇ、気が合うね。
オレも相楽空宙の事ムカツく奴って思ってたとこ」
お互いがお互い
よい印象をもっていなかったオレ達
変なとこで
気が合っていたのかもしれない
それから1時間ほど相楽空宙と試合をしたが
お互いのポイントを取っては取り返すの繰り返しだった
結局、この日の勝負の行方は引き分けだった
それから
何度か相楽空宙と試合をした
時間を忘れ
お互いが全力でボールを奪うことしか考えてなかった
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