第3話

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オレは「ハァ」と溜め息を吐いて 降りる人達が降り終わるまで待ち アヤノの手を今度はオレが引っ張り電車に乗った 各駅の電車なのか、あまり人は居なかった。 オレは椅子の端っこに座り、横を見ていた アヤノと目が合わないように。 少し経って電車が発車して その数十秒後 アヤノがオレの服の裾を引っ張ってきたため 「何」と振り向いた ア「ゴ、ゴメンね…次はちゃんと大人しくしてるから…さ…」 今にも泣きそうな顔で言ってきた 遙「次じゃなくて今からならいい。」 なんて言ってやると パァっと表情が明るくなり 「うん!」と笑って言ったアヤノ あまりにも小動物みたいだから、 無表情で頭を撫でたら 「絶対守るから大丈夫だよ!」と抱き着いてきた。 それが可愛くて可愛くて。 まぁ、そこが心配なんだけどな… .
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