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オレは「ハァ」と溜め息を吐いて
降りる人達が降り終わるまで待ち
アヤノの手を今度はオレが引っ張り電車に乗った
各駅の電車なのか、あまり人は居なかった。
オレは椅子の端っこに座り、横を見ていた
アヤノと目が合わないように。
少し経って電車が発車して
その数十秒後
アヤノがオレの服の裾を引っ張ってきたため
「何」と振り向いた
ア「ゴ、ゴメンね…次はちゃんと大人しくしてるから…さ…」
今にも泣きそうな顔で言ってきた
遙「次じゃなくて今からならいい。」
なんて言ってやると
パァっと表情が明るくなり
「うん!」と笑って言ったアヤノ
あまりにも小動物みたいだから、
無表情で頭を撫でたら
「絶対守るから大丈夫だよ!」と抱き着いてきた。
それが可愛くて可愛くて。
まぁ、そこが心配なんだけどな…
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