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靴を履いてアヤノが居る校門へ
自然と早歩きで向かった
ア「…あ、遙」
アヤノがオレに気付いて
にっこりと微笑む
遙「ニカニカすんな。こんままだと冷えるぞ」
グイッ
ア「あっ…」
オレは
アヤノの手を引っ張り出し学校を出た
何でオレこんな事してるんだ…
………
沈黙が続く
突然
アヤノが思い出したかのように
「あっ!」と急に立ち止まった
遙「なんだよ」
オレも立ち止まり振り返る
アヤノはオレに近付いてくると
アヤノが身に着けていたマフラーを外して
オレに着けてきた。
ア「ゴメンね、寒いよね
私が上着濡らしちゃったし…
そんな格好だけじゃ風邪引いちゃうよ」
「濡らしちゃった」とは、
今日アヤノはバケツの中の水をオレに誤ってかけてしまい、
幸いにもブラウスは無事だったが上着はビチョビチョ。
最初アヤノは自分の上着をオレにかけてきたがサイズが少し小さいため返した
コイツは本当に馬鹿だな…
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