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静かな朝。
朝くるのが早い巫女は一人げた箱を開け、硬直していた。
右手には一枚の紙。
一文字目からラブレターと気付いた。
宛先は 板谷 尋。
手紙内容は長いものだった。
封筒の中に3枚の紙。
内容は簡単だ。
“水上 巫女さんへ。
もう、この紙を持ったときから中身はわかると想います。
最近寒いね。昨日はほんのり暖かかったけど。
水上さんは暖かいのが好きなんだね。
自分は寒い方が好きなんだ。
暑いと君を思うと体が火照って汗をかく。
たくさん汗をかく…。
そうすると体臭がするだろ?
君に嫌われたくないんだ。
初めて話したときから恋に落ちたんだ。
僕の宝物のナオちゃんのフィギュアを見て、興味を持ってくれた。
…嬉しかったよ
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