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「やっぱりカップラーメンはおいしいですね。」
とある男がおいしそうにカップラーメンを食べていた。
威厳のある雰囲気だがカップラーメンを食べる顔だけはだらしない。
そんな男でも神。2つの世界と人間を管理している者だ。
と言っても異常がないか確認するだけ。簡単な仕事だった。
神はスープを飲むため容器を持ち、口をつける。
「アツ!!!!」
ベチャ!!!!・・・・・・神は呆然とスープがこぼれた所を見ていた。
そこには人間を確認するための紙の一部がスープで濡れていた。
「今日は味噌味食べたから明日はアスパラタルタルソース味でも食べましょうかね。」
こぼした犯人である神は現実逃避に没頭していた。
ガチャ「確認終わりました?」
扉を開け、入ってきたのは背中に羽の生えた美人。
町を歩いたらほとんどの人が振り向いてしまうだろう。
そんな美人は神と紙を見て、顔が般若と化した。
「何やっているんですか?これはどうするんです?」
静かに怒る女性が一番怖いと神は思った。
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