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「こんなイレギュラーは弾け飛んだほうがいい。」
「いけません!命を粗末にしたら!!」
美人は叫びながら説教紛いを行っていた。
「そうだよね。命を粗末にしちゃいけないよね。」
「そうですよ!」
美人が説得に成功したと思ったのかすごく笑顔だった。
「消された現場にいながら、何もしないなんて1つの命として見られてないのか。」
「ウ!!!」
美人は目に見えて落ち込んだ。
男は「これは俺が悪いのか?慰めるか?」と呟いていた。
「あなたは悪くないよ。悪いのはスープとティッシュ以下の俺だよ。」
「ウウッ!!!」
さらに落ち込んだ美人。男はにやりと笑う。どうやら確信犯のようだ。
男は現実逃避している2人を尻目にここを出た。
しばらく歩くと人が住んでいそうな部屋を見つけた。
「眠い。寝よ。」
男はその部屋で眠りについた。ずいぶん自分勝手な男だった。
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