第二話

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「こんなイレギュラーは弾け飛んだほうがいい。」 「いけません!命を粗末にしたら!!」 美人は叫びながら説教紛いを行っていた。 「そうだよね。命を粗末にしちゃいけないよね。」 「そうですよ!」 美人が説得に成功したと思ったのかすごく笑顔だった。 「消された現場にいながら、何もしないなんて1つの命として見られてないのか。」 「ウ!!!」 美人は目に見えて落ち込んだ。 男は「これは俺が悪いのか?慰めるか?」と呟いていた。 「あなたは悪くないよ。悪いのはスープとティッシュ以下の俺だよ。」 「ウウッ!!!」 さらに落ち込んだ美人。男はにやりと笑う。どうやら確信犯のようだ。 男は現実逃避している2人を尻目にここを出た。 しばらく歩くと人が住んでいそうな部屋を見つけた。 「眠い。寝よ。」 男はその部屋で眠りについた。ずいぶん自分勝手な男だった。
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