第二話

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・・・・・・・・・・・・・・・・ 「俺寝てたっけ?あれ?手足が鎖で繋がれている?」 男は拘束されていた。 男は状況がわからなかった。それは当然だろうと思う。 「ここで寝たのがいけなかったのか?」「消された異端者だからか?」 などと思考を巡らす。 ガチャ。そこで犯人と思わしき人物が入ってくる。 ここへ来たとき、説明してくれた美人だった。 「起きてたんですか?」 「何のつもりだ?」 「大丈夫ですよ。神界は存在しか住めないので食事とかも必要ないです。」 「それを聞いてるんじゃない!何で拘束されてるかを聞きたいんだ。」 「大丈夫ですよ。神界は時間の概念ないですから。」 「あんたは話を聞かない前提で会話してんだろ!?」 男の叫びはもっともだった。
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