31人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
お兄さん「強さっていうのは、自分の中にある弱さや苦しみに耐えてこそ、強さはある、それを乗り越える己の力が君にはあるか?」
典彦「今はあるとまで言える自信はないけど、必ず自分に打ち勝てるように頑張ります・・・!これじゃダメですか?」
お兄さん「それがあれば大丈夫だ?僕が君を強くしてあげる?いじめた奴等を見返すほどの男の子にね?」
典彦「本当ですか?お兄さん」
お兄さん「あぁ、今週の土曜日、道場を開けるから来たらいい、場所はここだ?」
道着を着た青年は、典彦に道場の地図を渡した
典彦「ありがとうございます!お兄さん」
お兄さん「そう言えば名前を教えるの忘れてたね?俺は上谷亮平(かみたにりょうへい)、君の名前は?」
典彦「典彦、高木典彦(たかぎのりひこ)です」
亮平「(高木?まさかな)」
典彦「どうかしたんですか?」
亮平「いや、何でもないぜ?年はいくつだ?」
典彦「14歳の中学二年生です」
亮平「まだ中学生か?」
典彦「はい」
亮平「分かった、じゃ、今週の土曜日道場開けてるから、見学来てくれな?それじゃまたな?」
典彦「今日はありがとうございました!」
亮平はこの前と同じく走りぬけ公園を後にした
最初のコメントを投稿しよう!