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亮平「今日はこれくらいにしようか、じゃ最後に座礼を教えなきゃね?」
典彦「ざれいってなんですか?」
亮平「座礼というのは、稽古を始めるときと終わるときにする礼法だよ、座り方に決まりがあるから見てて?」
亮平は左膝、右膝と順に床に着け、正座をした
亮平「典彦くんも僕と同じように座ってごらん」
典彦も亮平の真似をし、正座した
亮平「黙想って言ったら目を瞑って、精神統一する、僕が止めと言ったら目を開けた後、僕に向かって手を着けて礼をし、次は正面に向けて礼をし、最後にありがとうございました!と言って稽古は終わり?これが座礼、わかった?」
典彦「分かりました」
亮平「じゃあやるよ?座って
亮平と典彦は正座をし、
黙想!
止め!先生に礼!正面に礼!
典、亮「ありがとうございました!」
亮平「立つときは逆に右足から立ってね?どうだった?典彦くん、やっていけそう?」
典彦「はい、もう決意したので何があってもやり遂げます!」
亮平「いい心構えだ?また明日ね?」
典彦「はい!今日はありがとうございました!さよなら!」
典彦は道着から私服に着替え、家へと帰っていった
亮平「やっぱりあの方の息子さんなのかな・・・もし僕の頭の中が当たっていたら、典彦くんは・・・」
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