31人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
それからというもの典彦は、学校が終わった後、道場に行き、道着に着替えた後、亮平から教わった形を反復練習し、亮平も典彦が慣れてきたのを見計らい、全ての基本の形をゆっくりと丹念に教えた
典彦が道場に通い始めて3ヶ月が経ったある日のこと
シュッ!ビュン!
亮平「少しは様になってきたね?」
典彦「ありがとうございます!あの師範、形のテストをしてもらえませんか?」
亮平「いいよ?僕の言う形をやってね?じゃ、まずは胴突き、後拳」
典彦「はい!
スッビュン!
せいっ!!」
典彦は構えから一歩前に踏み込み、膝を曲げ、しゃがむようにし、左手で顎を守りながら、右拳を胴に撃ちこんだ
亮平「次は揚打(あげうち・アッパーカット)後拳」
スッビュン!
典彦「せぃやあぁ!!」
典彦は構えから前に踏み込み、顎を狙うように、下から上に打ち上げた」
亮平「(3ヶ月にしてはちゃんと出来てるな・・・)よしそろそろ次の段階に進むか!よし典彦くん、大分基本の形も出来てきたみたいだから、新たに練習メニューとして撃ち込み稽古を加えるよ」
亮平は防具を着けながら典彦に伝えた
最初のコメントを投稿しよう!