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典彦「撃ち込み稽古?」
典彦は頭に?マークをつけながら首を傾げた
亮平「防具を着けて、相手に向けて撃つ稽古の事だよ?」
典彦「相手に向けて撃つ・・・」
亮平「どうしたの?いきなり浮かない顔して・・・」
典彦「実は人を殴るのは苦手で・・・」
亮平「でも、いじめっ子を見返したいんでしょ?」
典彦「はい・・・」
亮平はこう諭した
亮平「なら、こう考えてみたら?自分や大切な人をいじめや悪人から守るために、拳を固めて、覚悟を決めなきゃいけない時が必ず来る、その時のために努力する」
亮平はこうも加えた
亮平「それにさ、防具は頑丈だから着けてさえいれば衝撃はあるけど痛くもかゆくもない、だから思う存分強い力で撃ってこい!」
亮平は防具を強く叩き、典彦に意気を見せた
典彦「本当ですか?」
亮平「あぁ、まぁ見るより慣れろだ?早速やってみよう」
亮平は倉庫から防具袋を取り出し、そこからグローブとバンテージを取り出した
亮平「典彦くん、今度から軍手を持ってきてね?拳を護るのに使うから、あと、典彦くん今いくつだっけ?」」
典彦「14歳です」
亮平「あとタオルも4枚持ってきて?面を着けるとき必要だから」
亮平は典彦の手にバンテージを巻きながら用意してほしいものを伝えた
亮平「これでよしと」
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