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亮平「今は5本ずつだけど、慣れてきたら、基本の形、全て20本×2セット
撃ち込み、各突き、打ち、蹴り20本×2セットやるからね」
典彦「分かりました!」
亮平「それじゃ今日の稽古は終わります!礼」
典彦「ありがとうございました!」
典彦が帰り支度をしている最中、亮平が話し掛けてきた
亮平「典彦くん、最近いじめの方は大丈夫か?」
典彦「前より少しエスカレートしてきてます・・・」
亮平「そうか・・・確かに前より生傷が増えているな・・・やり返していいんだぞ?1回くらい」
典彦「でも前までは憂鬱としてましたけど、今は亮平師範が僕に稽古を着けてくれているお陰で大分精神的に助かっています」
亮平「いいか?典彦、今は辛いかもしれないが、いじめてくるやつらはみんな自分より弱いやつらがそうやっていじめたりするんだ」
典彦「師範・・・僕強くなってるのかな?」
亮平「強くなっているよ?これからもっと強くね?典彦くん僕の師匠が言ってた格言を教えてあげる?『強さとは、己に打ち勝つ力が在ってこそ、強さがあることを知れ』って言われたんだ、だから典彦くんは必ず強くなるよ」
典彦「ありがとうございます」
亮平「典彦くん、いじめられた時、若しくは、殴られそうになったときの為に受け方を教えとく、時間ある?」
典彦「大丈夫です!」
亮平は典彦にいざというときの受け方を入念に教えた
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