決別への道程1

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通学中 典彦「行ってきます!」 典彦が元気よく家の玄関を開け、出ると、幼馴染みの美羽が不審そうな顔で典彦の家の前で待っていた 美羽「おはよう?典彦」 典彦「おはよう、美羽、どうしたの?」 美羽「最近私と一緒に帰らないけど、何かあったの?」 典彦「いや・・・何も、でも最近用事ができてね」 美羽「何よ?用事って教えなさいよ」 典彦「いつか時が来たら話すよ?」 美羽「なんか怪しいわね?まぁいいわ、鎌をかけてみよう」 放課後 典彦「さてと、授業も終わったし、帰って道場に行こうかな」 クラスメイト1「おい?典彦、お前の分際で俺らの包囲網から抜け出すとはいい度胸してるじゃねぇか?ちょっとこい?」 ガシッ! 典彦「いやだ!離せ!」 典彦はクラスメイト1に胸ぐらを掴まれ、手を叩いた クラスメイト2「いいから来いって言ってんだよ!?」 バシッ!スッ、ビュン! クラスメイト2「うわぁっ!」 典彦「今だ・・・!」 典彦は構え、亮平から教わった受けから寸止めで面突きを撃ち、クラスメイト2が怯んだ隙に鞄を持ち、教室を走り去った
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