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上谷流日本拳法道場・・・
亮平は目をつぶり瞑想し、典彦が来るのを待っていた
亮平「遅いな・・・典彦くん・・・まさか何かあったんじゃ・・・!」
亮平が道場の扉を開け、見てみると、傷だらけでボロボロの典彦が道場の玄関に倒れていた
亮平「典彦くん!!!しっかりしろ!何があった!?」
典彦「師範・・・僕・・・(泣)」
亮平「今、病院に連れていくからな!」
典彦「大丈夫です・・・」
亮平「誰にやられた!?いつもいじめてくるいじめっ子か!?」
典彦「うん・・・いじめてくる奴のリーダーの武道ってやつに喧嘩を吹っ掛けられて、それで戦うことになって・・・でも師範から教わった受けも技も全然通用しなくて・・・(泣)師範・・・僕このままじゃ・・・僕(泣)」」」
典彦は心の丈を全て吐き出し、目の奥には恐怖心が植え付けられていた」
亮平「負けるのは当然だ・・・!まだ撃ち込み稽古も始めたばっかりなんだから!辛かっただろう・・・(泣)まずはその傷の手当てだ」
典彦「ごめんなさい・・・師範(泣)」
亮平は典彦を担ぎ出し、道場に寝かし、傷を隅々消毒し、絆創膏やガーゼで保護した
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