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亮平「(骨には異常はなさそうだ・・・普通こんな傷負ってたら、骨の1本や2本は折れててもおかしくないのに・・・身体の割にはしっかりしてるんだろうな・・・)」
典彦「師範・・・僕のこと怒らないの?」
亮平「そんな傷負って何を怒ればいいんだよ?」
亮平は典彦の頭を優しく撫でた
亮平(普通のいじめの度合いを超えすぎだ・・・最近のガキは命を軽く考えてやがるな・・・)
むしろ僕の弟子をこんな風にした奴の師匠に怒りを覚えるよ」
亮平は少し間を開け、典彦に質問した
亮平「そのいじめてくるリーダーは何かやっているのか?」
典彦「空手の黒帯って言ってました・・・」
亮平「空手の黒帯か・・・(空手の黒帯の奴がこんなことするのか・・・酷い教え方をする道場だな・・・)典彦くん、そいつを見返してやりたいか?」
典彦「見返してやりたい・・・でも・・・」
典彦は俯きながら震え始めた
亮平「すぐにじゃない、必ずという意味でだ?」
典彦「見返してやりたいです・・・!」
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