道場、亮平の応急処置と新たな試み

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亮平「撃ち込み稽古を始める前に、今日から防具を着けてやるよ?まずは付けてみよう」 亮平はロッカーから予備の防具(胴布団、胴、股当)を持ってきて、典彦に防具の付け方を教えながら、着けてあげた」 亮平「どうだ?防具を初めて着けた感想は?」 典彦「ものすごく守られてる感じがします!」 亮平「日本拳法の防具は安全面を考慮して作られてるから、威力とか衝撃はものすごく感じるけど、痛みを感じないから、安心なんだ」 典彦「確かになんか安心します」 亮平「じゃ、お互い防具も着けたことだし、撃ち込み稽古を始めようか」 撃ち込み稽古を開始してから1時間後 亮平「ラスト、一発!前突き蹴り10!」 スッ、タッ! 典彦「せぃやあぁ!!」 バコン! 亮平「お疲れ様?典彦くん、撃ち込み稽古も終わりだよ?」 典彦「はぁ・・・はぁ・・・終わった」 亮平「典彦くん、今日少し居残り出来る?」 典彦「はい、大丈夫です、何でですか?」 亮平「受け方をもっと念入りに教えないといけないと思ってね?さすがに出来ないと前みたいに怪我するし、それに大会に出るなら尚更ね・・・僕の教え方が悪くて、典彦くんを大ケガさせちゃったし」
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