道場、亮平の応急処置と新たな試み

11/41

31人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
亮平「初めてにしては上出来だ、次の形にいくよ?前拳伸ばして?」 バシッ!シュッ 亮平「せぃ!!」 ビュン! 亮平は、典彦の前拳を摺り足で下がりながら右で払い受け、そこから一歩踏み込み、相手の側身に入り込み、身体を沈めながら、胴突き前拳を稲妻(肋下部の軟骨部)に寸止めで撃ちはなった 典彦「寸止めなのに殴られたような感じがします」 亮平「慣れたら出来るようになるよ?観るより慣れろだ?やってごらん」 典彦「はい!」 シュッ スッ、バシッ! タッ! 典彦「どうぅ!!」 ビュン! 典彦も亮平のやった通りにやりきった 更に一時間が過ぎ、一通りの搏撃の形を教え、今日の稽古の締めを典彦に伝えた 亮平「これから、この形を撃ち込み稽古をやるときに、メニューに加える、それと想乱(シャドーボクシングみたいなもの)空乱(寸止めなどで行う自由組手)も今度来るときから追加するから」 典彦「はい!」 亮平「じゃあ、今日の稽古を終わります!互いに礼!正面に礼!」 典、亮「ありがとうございました!」
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加