31人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
典彦「ありがとうございます」
康樹「典彦、その傷どうした?道場でやった傷じゃなさそうだが」
典彦「いじめられて、殴られた傷です、今、いじめられっ子から決別するために、師範の勧めで日本拳法を習い始めたんです」
康樹「そうだったのか・・・まぁ精神的に強くなるには日本拳法はもってこいだ?頑張れよ?」
典彦「はい!」
ピピピッ!
合わせていたタイマーが鳴り響き、すぐに想乱、空乱が始まった
亮平「それじゃ、空乱を始める!上手にいる3、4年は固定で下手にいる1、2年と典彦くんは1つずつずれて、全ての人と当たるまでやるからな?くれぐれも寸止めだぞ?当てるなよ?お前ら」
後輩「うっす!!」
亮平は寸止めと言う言葉に念を押し、言った
亮平「時間は1分ね?それじゃ、舜哉」
舜哉「うっす!!蹲踞!、礼!」
蹲踞し、拳を床に着け、礼をし典彦は向かい合っている最初の相手を見ると、休憩のとき話した、舜哉だった
舜哉「一本目、始め!」
二人はスッと立ち上がり、舜哉は典彦の動向を窺った
最初のコメントを投稿しよう!