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舜哉「今日は基本の形を一通りやったら、すぐに撃ち込みと防具練をするからな?」
典彦「はい!」
典彦は順番に、準備体操、柔軟、基本の形をそつなくこなし、いよいよ本番の撃ち込み、防具練習となった
康樹「なんで防具練習を重点的にやるか分かるか?」
典彦「僕がまだ、防具と突きや蹴りに慣れてないからですか?」
康樹「正解、あと決めるときの思いっきりがないな?」
典彦「思いっきりですか?」
康樹「お前怪我するんじゃねぇかとか考えてるのか?」
典彦は下に俯いた
康樹「怪我するのは誰のせいでもねぇ、自己責任だ、それにお互い思いっきりやらねぇとつまらねぇだろうが!」
舜哉「日本拳法は本気で試合をして、勝っても負けても、悔いの残らない試合をして誠意を持ってやるからこそ、強さや人を敬うことだと思うぞ?」
典彦「はい・・・」
康樹「真剣勝負に、情を入れるなとは言わねぇよ?だが、やるならとことん相手を怪我させるくらいの気迫を持って掛かってこい!いいな」
典彦がまだ俯いていると
康樹「返事は!!?」
典彦「は・・・はい!!?」
康樹「はい、よろしい」
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