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舜哉「きれいな形からの鋭い突き蹴り・・・磨いて精度を上げて手塩にかけたら、もしかしたら典彦は原石で、途轍もない怪物を生んじゃうかもしれない・・・」
舜哉は典彦の成長に期待し胸を膨らませた気持ちと、強くなり、いつか抜かされるんじゃないかという気持ちが今の動きを見て交錯した
舜哉「典彦、お前目はいいのか?」
典彦「一応両目とも1.5です」
舜哉「相当視力がいいみたいだな?あと動体視力を鍛えないとな?まぁ俺らの合同稽古の時と亮平先輩の動きに慣れたら、身に付くはずだ」
典彦「はい」
それから30分、舜哉と康樹は典彦の相手を交互に行い、典彦は手の出し方や動体視力のトレーニングを行い、今日の1日の稽古を終えた
康樹「今日の鍛錬と俺らの教え方はどうだった?」
典彦「攻撃の仕方や受けや躱し方を分かりやすく教えて頂いたので、すごく勉強になりました」
康樹「そうか、なら良かったが」
典彦「あの聞きたいことがあるんですけど」
康樹「なんだ?」
典彦「あの、兄ちゃんたちは、もう日本拳法を習ってから長いんですか?」
舜哉「あぁ、保育園の年長くらいからだから15年以上になるな?」
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