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典彦「僕が生まれる前から始めてるんですね」
ぽんっ!
康樹「お前確か中学生だもんな~」
康樹は典彦の頭に手をおき、ゆらゆらと揺らした
典彦「康樹兄ちゃんやめてください~」
典彦は満更でもない声色で揺すられていた
舜哉「聞きたかったのはそれだけか?」
典彦「はい・・・大した用では無いですけど、気になったので」
舜哉「典彦、お前はいじめたやつらを見返すために日拳を始めたんだよな?」
典彦「はい、そうですけど」
舜哉「これだけは習った以上は守ってくれ?使うときはお前が危険なときか、誰かを守るときに使え?弱いものや故意に人を傷付ける為のものじゃないからな」
典彦「分かっています・・・人に虐げる気持ちは自分が一番知ってますから」
舜哉「ふっ・・・まぁ言わなくても分かってると思うが、念のためな」
舜哉は微笑みながら、典彦を見た
康樹「いじめなんかに負けるなよ?何かあったら俺や亮平先輩がいる、分かったな」
典彦「はい」
舜哉「今日はもう帰れ?また明日もあるからな」
典彦「分かりました!さよなら」
典彦は荷物を持って、道場から家に帰っていった
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