道場、亮平の応急処置と新たな試み

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亮平「あとしばらく!」 スッ!バシッ 康樹「なに!?」 典彦「せぃやあぁ!!」 バコン! 亮平「典彦、胴前突き蹴り一本!」 典彦は避けられた突きをすぐに戻し、康樹の攻撃を受け流すために後ろにスッと下がり、受けきったあと、その場で左足で胴の突き蹴りを返し、亮平は典彦を旗で指すように指で指した 舜哉「今の蹴りはうまくはいったな」 亮平「三本目、始め!」 康樹「まさか、このタイミングで取り返してくるとは思わなかったぜ・・・」 康樹は面越しに歯を出し笑い、闘争心剥き出しの顔になり、典彦はそれを見て、本気で向かってくると悟った 典彦「気を抜くな・・・」 ブォン!バシッ! 典彦「ぐっ・・・!?」 康樹の重い胴に向けての攻撃をギリギリ受けきったが、典彦の腕はぶつけたかのように軽く電気が走った ピピピッ!ピピピッ! 亮平「時間だ!」 康樹は亮平の声を聞いた瞬間、元に戻った 典彦「はぁ・・・はぁ・・・危なかった・・・」 典彦は康樹の本気の気迫に体力を消耗し、ふーっと息を深く吐いた 亮平「典彦くんは息を整えて、次は舜哉!」 舜哉「うっす!!」 舜哉は身体をほぐすように1回高くジャンプした
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