道場、亮平の応急処置と新たな試み

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典彦は息を整え、電気が走った腕をグーパーし、確認した 典彦「よし、なんともない」 舜哉「撃ち込んで対処してみろ?」 面越しに鋭い眼光を飛ばし、一言言い、向かい合う線に向かった 亮平「じゃあ、始めるよ?蹲踞、礼!」 典彦「お願いします!」 亮平「一本目、始め!」 典彦「せぃやあぁ!!(まずは面突き!)」 タタッ、ビュン! 典彦は開始の号令の直後踏み込み、面目掛けて突きを撃ち込んだ バシッ! 舜哉「せぃ!!」 ビュン! 典彦「来る!」 スッ 典彦「せぃやあぁ!!(胴突き)」 舜哉「撃たせないよ?」 典彦「しまっ・・・!」 バコン! 典彦が後ろに下がった瞬間、舜哉は典彦の間合いに踏み込み、典彦は防御する間もなく、胴突きを撃ち込まれた 亮平「舜哉、胴突き一本!」 舜哉「康樹と引き分けに持っていけても、まだまだだな?典彦」 典彦「まだ・・・終わってません、取り返してみせます」 典彦は諦めない眼差しで舜哉を見た 舜哉「それでこそ、日拳士だ?」 亮平「二本目、始め!!」
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