道場、亮平の応急処置と新たな試み

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典彦「はい!」 典彦は亮平の動きを見つめ・・・言われた通りに、タイミングを伺いながら、ステップを踏み始めた 康樹「あとしばらく!」 タッ!! 典彦「今だ!!」 タッ!バシン!! 亮平「おっ?合わされたか・・・」 康樹「今だ!ラッシュを掛けろ!」 典彦「せぃやあぁ!!」 バン! 康樹「今のは不十分だな?」 典彦「手応えがなかった・・・浅かったか・・・」 ピピピッ!ピピピッ! 康樹「時間!蹲踞!礼、引き分け!」 典彦「はぁ・・・はぁ・・・しんどい!!・・・」 典彦は膝に手を当て、肩で大きく息をした 亮平「なんだ、もうバテたのか?」 典彦「なんで、師範ケロッとしてるんですか?」 亮平「こんなんまだ余裕だぞ?」 典彦「(化け物だ・・・)」 それから1時間の間、亮平と加賀原兄弟の3人で1回ずつ1回ずつ、交代し、典彦の相手をみっちり行い、今日の稽古は終わりの時間となった 亮平「何回か引き分けに持ち込めるようになってきたね?」 典彦「僕なんかまだまだです・・・皆さんのご指導のお陰です」 典彦は謙遜し、身振り手振りで話した
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