31人が本棚に入れています
本棚に追加
典彦「はい!」
典彦は亮平の動きを見つめ・・・言われた通りに、タイミングを伺いながら、ステップを踏み始めた
康樹「あとしばらく!」
タッ!!
典彦「今だ!!」
タッ!バシン!!
亮平「おっ?合わされたか・・・」
康樹「今だ!ラッシュを掛けろ!」
典彦「せぃやあぁ!!」
バン!
康樹「今のは不十分だな?」
典彦「手応えがなかった・・・浅かったか・・・」
ピピピッ!ピピピッ!
康樹「時間!蹲踞!礼、引き分け!」
典彦「はぁ・・・はぁ・・・しんどい!!・・・」
典彦は膝に手を当て、肩で大きく息をした
亮平「なんだ、もうバテたのか?」
典彦「なんで、師範ケロッとしてるんですか?」
亮平「こんなんまだ余裕だぞ?」
典彦「(化け物だ・・・)」
それから1時間の間、亮平と加賀原兄弟の3人で1回ずつ1回ずつ、交代し、典彦の相手をみっちり行い、今日の稽古は終わりの時間となった
亮平「何回か引き分けに持ち込めるようになってきたね?」
典彦「僕なんかまだまだです・・・皆さんのご指導のお陰です」
典彦は謙遜し、身振り手振りで話した
最初のコメントを投稿しよう!