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名前が呼ばれ、典彦の初戦の相手は自分よりも少し背が高く、体型は少し太めで緑帯を締めた奴が相手だった
主審「互いに礼!」
茅間A「鷲原、あんな白帯なんかに負けるなよ~」
鷲原「あんな弱そうな奴に俺が負けるわけないだろ?」
亮平「典彦くんの最初の相手は緑帯か~最初にしては難易度高めだな・・・大丈夫かな」
康樹「大丈夫ですよ、先輩、俺らの攻撃を受けてたら、色帯くらいなら平気な感じもするけど」
亮平は典彦の初めての試合を少しそわそわした状態で見つめ、康樹は安心した目で試合を見つめていた
舜哉「典彦!緊張するな、いつも通りやるんだ!」
典彦「はい!」
典彦は返事をしたあと深呼吸し、落ち着き、中央にある紅白の線に歩いてきた
主審「蹲踞、礼!」
相撲のように膝を曲げしゃがみ、拳をポンと着けた
鷲原「ビビらせて一本取ってやる・・・」
典彦「いつも通りに・・・!」
主審「一本目始め!!」
鷲原「せぃやあぁ!!」
シュッ!
典彦「相手の突きがゆっくりに視える・・・!」
バシッ!
典彦「せぃやあぁ!!」
バコン!
ピッ!
主審「赤!胴突き一本!」
始めの号令と同時に面目掛けて突きを撃ち込んできたが、典彦は冷静にその突きを捌き、がら空きになった胴に返しの突きを打ち返し、審判3人は笛を吹いたと同時に赤旗を上げ典彦に一本と認めた
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