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「3回戦、第4試合!赤、高木選手白、河野選手」
康樹「典彦!落ち着けよ!」
主審「蹲踞、礼!1本目始め!」
拳嗣「せぃや!!!」
バコン!
ピッ!バサッ!
典彦「えっ…今何された!?」
主審の合図で立ち上がった瞬間、相手の胴突きが瞬きする間もなく撃ち込まれ、主審、副審の旗が相手である拳嗣に上った
舜哉「河野…この子もベスト8の常連だ」
亮平「身長が小さい分小回りと俊敏さがある、典彦には手強いな・・・」
舜哉「俺らの中に典彦より低い奴いませんでしたからね」
典彦「(油断した…合図と同時に仕掛けてくるなんて・・・)」
立ち位置へ戻る拳嗣の背を見て唇をかみしめた
拳嗣「(奇襲にはなったかな?これで無暗に撃ち込んでこれないはず」)」
主審「白、胴突き一本!2本目始め!」
康樹「焦るな!典彦チャンスと時間はまだある、落ち着け!」
典彦「落ち着け…まだ負けたわけじゃない…落ち着いて撃つ!」
ヒュン!
拳嗣「おっ・・・!」
典彦はステップを踏みながらタイミングを見計らい、撃つ瞬間を探って撃った
舜哉「踏み込みが浅い!もっと踏み込め!」
拳嗣「次はないよ!」
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