大会前夜、初めての大会!

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拳嗣「せいやっ!!」 拳嗣は踏み込み、典彦に向け面突きを放った 典彦「ダメだ…当たる・・・!」 康樹「反り前蹴り!」 典彦「(康樹兄ちゃんの声・・・イチかバチか・・・)せいやぁ!!」 拳嗣「なっ!?」 バコン!ピッ!バサっ 康樹の声が聴こえ、咄嗟に出した前蹴りがきれいに入り、主審、副審共に一本認定の旗を揚げた 康樹「しゃっ!!」 舜哉「ナイス典彦!」 亮平「康樹の声が聴こえたみたいだな」 典彦「はぁ・・・はぁ・・・入った…」 拳嗣「(返し技隠し持ってたか・・・)」 主審「赤、前胴待蹴一本!3本目始め!」 時間係「後しばらく!(30秒前)」 拳嗣「時間切れが近いな…でもさっきのことを考えて迂闊に手を出せなくなったな・・・」 典彦「康樹兄ちゃんの声が聴こえて咄嗟に出したけど…おかげで取り返せた・・・でも・・・息が・・・」
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