大会前夜、初めての大会!

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亮平「さてと…次の相手は?ん?あいつか…典彦の快進撃(ビギナーズラック)もここまでかな」 パンフレットに書かれているトーナメントの線を赤いボールペンで引き、辿っていると舜哉と康樹は目をやった 康樹「数魔か…うーん…」 典彦「どうかしたんですか?」 舜哉「典彦の次の相手、俺らが通ってた道場の子で顔見知りなんだよ、しかもかなり腕がいい」 典彦「す…すごく強いんですか?」 康樹「あぁ、去年の準優勝だ」 典彦「じゅ…準優勝!?」 典彦の口から生気が飛んだ 亮平「体格はお前と変わらないんだが、足腰と踏み込みがいい分威力がすさまじいんだ、一回出稽古の時に受けたんだけどね」 典彦の顔が真っ青になった 拳嗣「おーい典彦~ふるふるしに来たぞ」 拳嗣は髪を後ろに縛り、楕円のメガネを掛けた男の子を連れ典彦の席へと来た ?「あ…!舜哉兄ちゃん、康樹兄ちゃんおはようございます…!」 ぺこっ 康樹「よぅ数魔、敵前視察か?」 数魔「へ?どういうことですか?僕は拳嗣くんに「新しい友達が出来たんだお前も来いって」言われて連れてこられてここに来たんです」 舜哉「なるほどな」 康樹「お前の次の相手、俺の先輩の教え子なんだよ」 数魔「そうだったんですか」
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