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｢……もみじさんは休み時間も授業中も関係なしに読んでるでしょうが｣
れいちゃんがひっそりと突っ込みを入れた。
机に頬杖をついたななみんが言う。
｢本だと良いよねー。ゲームだと絶対にバレちゃうから出来ないんよー｣
お喋りの相手がいないとき、ななみんはひとりゲームに夢中になっていることが多い。
授業中はお喋りが出来ない。
なので、ゲームをしたいと常日頃から思っていた。
｢……音を消してみては如何でしょうか？｣
もみじさんがななみんに提案する。
淡々としているが、内容はとてもよろしくない。
しかし、ななみんは満面の笑顔を浮かべた。
｢あ！それ名案かも！｣
｢……授業中はきちんと授業受けなよ｣
れいちゃんは、何度目か忘れてしまったため息を吐いた。
どこの高校も夜間は休み時間短いのでしょうか？
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