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ポンポンと背中を軽く叩いたり擦ったりしてちえの話を聞いた
「そうよ。もうお姉さんがいるからちえは一人じゃない。もう怖い思いしなくていいのよ」
スースーと寝息をたてちえは眠りについた
こっそりとベッドを抜け出しカメラを手に取り夜景と星空を写真に撮る
ちえの話を聞いたからか今日の星空はなんだか悲しげだった
ちえを特別に感じたのはきっと昔の私に似てるからだ
ちえの親を許せない
親の喧嘩に子供を巻き添えにするなんて
ちえの心はきっと私みたいにボロボロだろう
違うのはちえがまだ人を信じられてること
信じられてなかったらここへ来るはずもない
ましてや見知らぬ私に笑顔で話しかけてくるわけないもの
ちえには私のようになってほしくない
幸せになってほしい
空を見上げて心から願った
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