第1話

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どれだけの時間が経っただろう? 仕事を始めるとつい夢中になり時間を忘れてしまう リーンリーンリーン 滅多に鳴らない電話が鳴り響き現実へ引き戻される 「誰かしら?」 鳴り響く電話を取り 「もしもし?」 「居たのね。お母さんね入院する事になったのよ。だからお金振り込んでちょうだい」 「お金なんてないわ。母親面して電話なんて掛けてこないでくれる?」 ガチャン 一方的に電話を切った 「確かこの前は家の立て替えするとかいってなかったっけ?その前は義父が入院したって言ってたような?次から次へとよく思い付くわね」
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