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「どうした?具合悪いのか?」
優しい声
こうやって私を心配してくれる
母親とは大違いね
「ううん。なんでもない」
思わず涙が零れる
「一人で泣いてないか?ちゃんと飯食ってる?外出てるか?まさか毎日閉じ籠ってないよな?」
「うん。大丈夫よ。それよりもう帰ってこれるの?」
「いや、まだもう少し掛かりそうだ。また電話するから。お前もたまには掛けてこいよ?じゃあ、またな」
プープー
「嘘つきね。出ていってから始めての電話じゃない。また掛けるって次はまた3年後?」
そんな事をいいながら受話器をおいた
嫌な電話のあとだったからか彼からの電話が物凄く心を落ち着かせてくれた
時計に目をやると夕方6時をまわっている
「たまには買い物くらい行ってみようかな?」
いつもネットで買い物してるので外出なんて彼が出て行ってから一度もしてない
着替えをすませ3年ぶりに外へ出た
エレベーターに乗り一階を押すと壁にもたれ掛かり一階に着くのを待った
チーン
着いたと思い降りようとすると子供が乗ってきた
表示を見ると3階
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