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スーパーでは割り引きが始まっており野菜やお肉、魚を買い込んだ
『たまには外へ出るのもいいかも』
重い荷物を抱え今度はマンション目掛けて歩き出す
マンションの前はタワーマンション所有の公園になっており、マンションへ入るにはここを通らなければいけない
時間が時間だけに人はいない
と思ったら先程あった女の子がいた
「お姉さん」
手を振り元気に駆け寄ってくる
腕時計を見ると7時を過ぎている
「お姉さんこれから夕飯作るの?」
「そうよ。もう7時過ぎてるから貴女も早くお家へ帰りなさい」
よしよしと頭を撫でるとその子は下を向いてしまった
どうしたんだろうと顔を覗きこむと今にも泣き出しそうな顔をしている
「ママに怒られた?」
首を左右に振る
「帰れないの。パパとママ喧嘩してるから 」
涙を一生懸命堪えてるのが解る
「じゃぁ、お家来る?」
聞くとその子はパァッと明るい笑顔になり
「いいの?」
「えぇ。子供が一人でこんな時間に外へいたら危ないわ。家でよかったらどうぞ」
ニッコリ笑って言うとその子は手を握ってきた
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