日記、二章、始めました。カレーパンが食べたいです

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動物になれたらいいのにと思う。 猫がいい、あいつらは自由そうだから、 人間ってやつはどうして、こんなに不自由なんだろうと思うことがある。 彼女とか、経歴とか、自分とか、 私は、私のやりたいことがわからなくなる。 周りの言っていることがわからない。 みんなが笑っているのに、私だけが笑えない、どうやって笑っていいのかわからない。 とある人に冗談半分に突き落とされそうになった。私は、全然、抵抗なんてしなかった。むしろ、このまま突き落としてほしいたとすら思った。眼下に広がる世界は広くて、固そうだった。そこに叩きつけられて喋ることのない肉塊になれたら私は、苦しみから解放されるかもしれない。そんなふうに思った。その人の冗談みたいな、軽蔑? するような笑い声が聞こえて。現実に引き戻される。 殺してほしい、心のどこかでそう感じる。 自分なんてどうでもいい、 他人に迷惑をかけられるのはいいけれど、 他人に迷惑をかけてしまうのはとても怖い 嫌そうな顔をされると、身体が縮こまる。迷惑をかけたと感じると不安感でいっぱいになる。 殺して、殺して、殺して、 頭の中を駆け巡っていく、一人で死ぬのはイヤだ。誰かに見ていてほしい、たぶん、私は死んだら地獄に堕ちるだろう、それを見送ってくれる人がいてほしい。 人が殺される光景を思うかべると安心する。とても痛いのだろうけれど、死ぬまでの苦しみと考えるなら、それは幸せなんじゃないかな、 生きていることが、不幸なら、きっと死ぬことが幸せなんだ
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