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「では」
ラビは一息つき、ハルと目線を合わせると。
「「希望のかけらにようこそ」」
二人とも笑顔で言ってきた。
まあ契約の印は予想外だったが・・・・・まあいいだろう。
契約なんて、つながりなんて所詮飾り以外何者でもない。
どんな契約であろうと、どんな硬いつながりであろうと0に戻すことはたやすくできるのであるのだから。
「早速で申し訳ないんだけど、仕事をしてみないかしら?」
ハルが苦笑いをしながら言ってきた。
「別にいいですけど。俺は何の知識もありませんよ」
仕事になるならない以前の問題である。
「それなら大丈夫。ラビが災の手伝いをしてくれるから」
「はい。私に任せてください」
ラビは胸をはって自信満々にいってきた。
「そうか」
「それに最初の仕事は採取で簡単な仕事だから。やってくれる?」
「いいですよ」
お金も稼がなきゃいけないのだからしかたがない。
「じゃあまた私の体に掴まってください」
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