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「災!え・・・・・・・」
ラビは信じられないものを見ているような顔をしていた。
それも仕方がないだろう。なぜなら。
「お前、あのかばい方だと死んでたぞ」
俺がシルバーウルフの爪を片手で受け止めたのだから。
「そんなありえません。シルバーウルフの攻撃を魔法を使わずに片手で受け止めるなんて・・・・」
ラビは今だ信じられないようだ。
そして、シルバーウルフはいまだに力を入れている。
だが微塵も俺は動かなかった。
「まあ。お前には恨みはないから帰れ」
俺がそういうとシルバーウルフは力を入れるのをやめ後ずさりし始めた。
「まあ、そいつは治すから心配するな」
俺はラビが倒したシルバーウルフに近づくと仲間だと思われるシルバーウルフは心配そうに見つめてきた。
そして俺が触ると・・・・
クゥーン
ダメージを受けていたはずのシルバーウルフが何事もなかったように立ち上がった。
まるでラビに与えられたダメージが0になったかのようだ。
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