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2匹のシルバーウルフは嬉しそうにじゃれあっていた。
「よし、おいラビ今日は見つかりそうもないから帰るぞ」
「え!?あ・・・はい」
ラビはまだ何が起こってるのかわかってく、混乱しているようだ。
俺が薬草はまた明日かあと思っていると。
クゥーン
2匹のシルバーウルフが何か言いたそうな表情をして俺のほうを見つめてきた。
「お前らも自分の住処に帰りな、って言ってもわからないか」
俺がため息混じりに言うと、2匹シルバーウルフは山の奥のほうに走っていった。
どうやら何かが通じたようだ。
「で、お前はいつまで混乱してるんだ?」
俺はラビにデコピンをした。
「いたあ」
ラビは涙目になりながらその場に座り込んだ。
「何するんですか・・・?」
「いつまでも混乱してるお前が悪い」
「確かにそうですけど・・・・・・・・じゃあとりあえず帰りましょう」
「ああ」
「じゃあ私に掴まってください」
俺がラビに掴まると、ラビは転移して希望のかけらについた。
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