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「おかえり、遅かったわね」
希望のかけらにつくとハルが料理を並べていた。
おそらく夕食であろう。
「問題がありまして、報告を」
「問題?とりあえずすわって」
ハルは首をかしげていた。
まあ何も問題がないと思っていたからしかたがない。
ラビはハルに起こった事を伝えた。
さあ。俺の力を知ってどういう反応をするのだろうか。
「・・・・・・なるほど、それは私のミスだわ、ごめんなさい。それにしても災強いのね」
ハルはうれしそうに言ってきた。
「そうなんです!あのシルバーウルフを片手で止めたんですよ!」
ラビは子供のように興奮していた。
予想と違った。
もっと恐れられるかと思ったんだが・・・・・・
「シルバーウルフってどれくらい強いんだ?」
もしかしてかなり弱かったのか?
「普通はギルドランクSの中でも上の人が倒しに行くレベルです」
そこそこ強かった。
「しかも災治癒までできるんすよ!」
「災すごいじゃない」
二人はかなり嬉しそうな顔をしていた。
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