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「泣きそうになりながらいい台詞じゃねな」
「・・・・・・」
ラビは無言で下を向いていた。
「ハァー」
俺はため息をつき。
頭をこぶしでそこそこの威力で殴った。
「痛いー!」
ラビは頭をおさえながら俺のことを睨んできた。
「いきなり何するんですか!?今ものすごいシリアスの空気でしたじゃないですか!」
「いや、俺は主人公と違って、シリアスには耐えられないんでな」
俺がそういうと、ラビはなんだか落ち込んでいるように見えた。
「まあ、お前は化けもんじゃねえよ。お前のことを1人でも思っている奴がいるなら、お前は化け物じゃねえよ」
「そうよ。少なくとも私と全帝はあなたの見方なのだから」
俺がそういうとハルがラビに話しかけていた。
まあこの程度で立ち直れるわけがないか、化け物あつかいされるのはだよりも知ってる。
あれは普通耐えられるものではない。
「まあ、それでも納得いかないなら、せめてボッチになってから落ち込めよ。お前より圧倒的に酷い扱いをされてる奴はいるんだからな・・・・・・・・・・・」
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