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「さっそくだけどラビから何処まで話を聞いたかしら?」
「この世界の魔法とギルドの最低限の知識と俺にこのギルドに入ってほしいからって所まで」
「そう・・・・あ、座って話しましょう。ごめんなさい立たせたまま話を進めようとしちゃって。この椅子に座って」
「はい」
俺はハルさんが行った席に座ると、前にハルさんがすわり俺の横にラビが座った。
「まず、突然呼び出してしまってごめんなさい」
そういいハルさんは頭を下げた。
「どうして呼ばれたか聞きたいんだが?」
ハルさんは顔を上げ説明を始めた。
「はい。ここのギルドが人数不足でつぶされそうになっているからです」
思ったより小さい理由だ。
もっとでかい理由かと思ったがそんなことはなかったか。
「じゃあ、この世界の人間を勧誘すればよかったのでは?」
「それは・・・・何度もしたんですがうまくいかず」
ハルがそういうとラビが申し訳なく悲しい顔をしていた。
「今私達のギルドは私達だけで、そのうち一人が帝なんです」
「それで人数が足らないと・・・・・わからないが帝がいるなら普通、逆に人が来るような気がするんだが?」
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