第一話

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刹那、感触を飛び越えて先程まで呑んでいた酒の味がしたのは、相手の舌が挿し込まれたからで。 初めてキスした日に、ディープまでってどうなんだ――この時はまだ、そんな馬鹿な事を思う余裕があった。 ※ インターネットプロバイダー会社。そこのテクニカルサポート窓口に日向が入社して六年、一般オペレーターを教えるリーダーになって一年になる。
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