【THE・文化祭】

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しかし、奴は最後の悪足掻きであるカードを1枚引き当てた。 「教頭カードだ!生徒指導主任を呼び出してやる!」 確かに、教頭カードは同じノーマルカードでも生徒指導主任より格上だ。 仕方ない、俺のターンだし、ここでとどめを刺すか。 この瞬間のために、仕掛けは完璧だ。 「悪いな。校長カードにより、教頭を呼び出す。邪魔者はいなくなった。そして、もう一つ!」 俺は、もう1枚の隠しカードをめくった。 「ロックのカードだ!ドアが施錠されることにより、これで場は一定時間固定された。もはや邪魔は入らない。  おびえる少女部長の半裸の体を、生徒指導主任はねっとりと調べつくす!  腰砕けて部長があえぎ出すと、おやここにも何かあるのかと、水着をはぎ取る!」 「やめろ!言うな!」 「中も調べるため、さらに指の快進撃は続く!  む、いかん、このままでは指が届かないと、もっと太い己のマグナムを恥ずかしさと快感で泣きじゃくる部長のワンダーランドに容赦なくドーーーーーン!!」 「わああああああ!!部長!!部長のバージンがあああああ!!」 絶叫し、心の折れた奴の手からカードがバラバラとこぼれ落ち、場を崩した。 「続行不能!勝者!カードマスター錦野!」 俺は、床豚高等学校のゲームマスター錦野だ。 この称号を奪いに来る挑戦者は後を絶たないが、憧れてくる女子は皆無。 いいさ、ゲームの中でどんな女も思いのままに扱ってやるぜ。 終.
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