憧れはそこから…

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 思いを巡らせていた…。 ジャンは窓越しに星空を眺めていた。初冬の少し冷たい風が優しく頬をなでる   今日はあの出来事から丸5年…ジャンも今年で15になった。   ジャンの住む村は小さく、人口数百人という村民同士皆、顔見知りと言う程…。     5年前の今日、ジャンの村は危機に瀕していた…。   この世界にはモンスターが存在している。  その中でも最凶に位置するのがグードランと呼ばれる西洋のドラゴンに似たモンスターだ。全長10メートル程で茶褐色をしていて口からは火球を吐き四肢は触れる物全てを消し去る程強靭だった。   それがジャンの村ティアンに迷い込んで来たのだ…家々は焼け住民の3分の1近くが命を落とし正に地獄絵図と化していた。
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