プオロロロロロログ

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暫くして顔を上げると、ゆっくり唇を動かした 渚「私を鍛えてくれませんか?」 『えっ?』 予想外の言葉に間抜けな声を出してしまった 他の皆も同様に間抜けな声を出してた サクヤ「何故ですか?」 疑問に思ったのか、渚に問い掛ける 渚「私…、少しでも刹那に追いつきたいんです!だから、私を鍛えて下さい!」 頭を下げ、教えを請う サクヤ「頭を上げて下さい」 言われた通りに頭を上げる サクヤ「気持ちは分かりました。ですが、私が鍛えても追いつけるか分かりませんよ?」 試すような口調で問い掛ける 渚「それでもいいんです。何もしないよりはマシですから…」 すると、サクヤさんは優しい笑みを浮かべた サクヤ「分かりました。出来る限り、強くしてみせます」 渚「っ!?ありがとうございます!!」 これまでにないくらい生き生きとした表情 こんな表情を見せるのは刹那の前だけだろうな… でも、刹那に追いつくか… その気持ちは僕も同じだ だから… 龍一「サクヤさん、僕も鍛えて下さい!お願いします!!」 美雪「わ、私もお願いします!」 朱里「私も…」 麻衣「私もお願いします!」 僕や渚以外にも次々と教えを請う サクヤ「皆さんもですか…、一応聞きますけど、覚悟はあるんですか?」 『勿論です!』 様々な声が部屋に響く サクヤ「分かりました。では、今から行きましょうか」 その言葉と同時に景色が変わる 刹那…、少しでも君に追いついてみせるよ そんな想いを胸の内に仕舞い、厳しい修行に打ち込む事を決意した
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