そして10年の十分の一の時が流れた…

2/28
前へ
/159ページ
次へ
罪界:最深部、書斎 かなり広い空間の中央 ソファーとテーブルが置かれており、奥にはデスクとイスが 刹那「疲れた~…」 俺はコートに手袋、ブーツにインナー、ズボンにベルト(つっても鎖だが)を着用してる。首にはネックレスと これらは全て黒だ。黒尽くめで悪いか? てか、それより疲れた いや、精神的にね 皆もあるんでしょ?夏休みの宿題が終わったらくる精神的な披露 それと同じだ 刹那「人間、本気でやれば終わるんだな…」 いや、人間じゃないけど。てか、それ以前に生物じゃないな とりあえず寝ようかな… そして俺の意識は闇に落ちた 刹那【また、この手の夢か】 周りは薄暗く、汚い そして横たわってる俺によく似た人物。ただし、眼の色は両眼とも金眼だ 俺ではない俺だ 「オラッ!奴隷ども!さっさと起きろ!」 シオン「うっせーな…」 そう言いながらもゆっくりと起きる シオン「たく…、こんな変な鎖さえ無けりゃぁ、ぶっ殺してやんのに…」 この夢の俺は物騒だな 殺さず生かさずのつまり生と死を繰り返させればいいのによ あっ、永遠の痛みを発動させて、永遠の痛みの中で絶望を味あわせるのもいいな その状態で下着姿で広場に吊す うん、これがいいな 今思ったんだが、その鎖、遺産じゃね? そう考えてる間にも景色は変わる 刹那【ふむ、労働場か…】 沢山の奴隷が鶴嘴を使い、鉱石を掘ってる そして道具を使い、鉱石を運んでる で、俺はと言うと シオン「たく…、んで俺が素手で鉱石を掘らなきゃいけねぇんだよ」 鶴嘴も使わず鉱石を掘ってた おい、俺の扱いが酷くねぇか? 奴隷扱い自体最悪だが そしてその隣には 少女「ペラペラ喋ってないで手を動かしたらどうです?」 鶴嘴で鉱石を掘りながらも親しそうに俺に話し掛ける少女 容姿を説明しようか 簡単に言うと戦○ヶ原さんだ。本当にまんまだな コイツは誰だ?いや、マジで 今までの夢の主要人物は少なくとも俺と関わりがある奴だった なのにコイツは見覚えがない まあ、こういう事もあるかな シオン「っせーな、ツルペタが。そんなんだから他の用途にも使われねぇんじゃねぇのか?」 わぉ…、この子、口がお悪いんですね(笑) 少女「人の!コンプレックスを!言わないで!貰えます!?そんなんだから!皆に!避けられるんですよ!」 へぇ~…、コイツはボッチなのか
/159ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1723人が本棚に入れています
本棚に追加