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残されたエスラは…
エスラ「………バカ………」
そう、小さく呟いた
うむ、フラグを建ててたのか
さらに時は進み、何時もの採掘場
シオン「昨日の内にノルマは達成した筈なんだがな…」
ぼやくように言う
そして隣では黙々と作業に取り組んでたエスラが
エスラ「前々から気になってたんですが、ノルマってなんです?」
シオン「テメェが気にする事じゃねぇよ。これは俺の問題だ」
そう言うと少し悲しそうな表情を見せるエスラ
てか、夢の俺ってエスラの事が好きなのか?
他の奴らよりは見せる表情が豊かだしな
何か…、気を許してる感じ?
っと、そこに豚が
豚「やあ、シオン君。ようやくノルマを達成したようだね」
シオン「まぁな、分かってんならアイツに会わせろ」
そう言うと突然、豚が笑い始めた
下品だ…
豚「そうか!そう言えば、君はその為に此処にいるんだっけ!?なら君に真実を教えてあげるよ
来い」
岩の奥から一人のイケメンが出てきた
イケメン死ね
「久しぶりだね。シオン」
シオン「お前…、何で此処に…。何で此処に来れるんだ…」
驚愕、その様子を表した表情だ
話が飲み込めないエスラは戸惑ってる
豚「クククッ…、コイツは病気なんかじゃない」
エスラ「病気?」
疑問に思ったエスラは?マークを浮かべる
シオン「どういう意味だ…」
豚「お前でも治せなかった病気、だそうだな。でも、治せないのは当たり前だ。だって、病気なんかじゃなかったんだからな」
シオン「何でこんな事をした。答えろ」
イケメンを睨みつけながら聞く
「そんなの簡単だ。君を陥れたかったから。だから近づいた。だから騙した」
シオン「最初から…、そう言う事か…」
「ハハハハ!!当たり前だろ!?僕の敵に好きで近づく訳がないじゃないか!」
嬉しそうな声で言う
復讐を果たせる。そう言った表情だ
お前は一体何をしたんだ
シオン「敵?俺は何もした覚えはないんだが…、そもそも誰の敵だよ…」
「決まってる!マガ村の敵だよ!君がもっとしっかりしてれば!もっと早く来てれば滅びなかったのに!」
それ、完璧に逆恨みじゃね?エスラもそんな表情をしてるぞ
シオン「あれは…、他の任務をこなした後で情報が伝わるのが…」
「言い訳なんか要らない!何が、稀代の天才だよ…。歴代最強の騎士だよ…。不可能を可能にするだ!真っ赤な嘘じゃないか!」
逆恨みにも程があるだろ
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