そして10年の十分の一の時が流れた…

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シオン「あっ…、あぁ…」 凄まじい剣幕で迫ってくる渚 その様子に少し引いてしまった俺は悪くないと思う 『ジーーー』 めっちゃ視線が集まってるんですけど シオン「最初に言って置くが、余り見て愉快なものじゃないからな?」 一応忠告しといてやる そしてカツラを取る セツノ「眩し…!」 あっ、そう言えば俺って、強くなる度に光の反射率が上がるんだった 一応、調整は出来るから不便は無いが そう思い、反射率を下げる 『……………』 無言が続く 何この無言。気まずいんですけど カイン「世界の男全員に謝れ」 シオン「何故そうなる」 訳の分からん事を言いやがって シオン「はぁ~…、もういいだろ」 そう言って再び顔を隠そうとする 今思えば顔を隠した方が扱いはいいと思うんだ 『駄目ーーーーーー!!』 何故か止められた(渚とリアとセツのんとクリスに) 渚「シオンは顔を見せた方が絶対いい!」 リア「渚の言う通りだよ!」 クリス「人生を損するぞ!」 人生に関わるレベルですか セツノ「しかも神を宿し者ですし、それだけで扱い方が違うんですよ!?」 神を宿し者?ああ…、紅と金のオッドアイの奴の事か ハーデスが広めたんだっけ? アイツは何をしてるんだ 龍一「えぇっと…、神を宿し者って何?」 カイン「知らないのか?右眼に紅の瞳、左眼に金の瞳を持つ者の事を言うんだ    前世では神だった者と考えられ、神を宿し者と言われてるんだ    神を宿し者、それだけで権力は国王以上になるしな」 えっ?なにそれ、初耳 美雪「凄まじい影響ですね…」 リア「仕方ないよ。神の言葉と捉えられるんだし、此処は神国だからね。神の言葉は絶対なんだ」 シオン「最も、生物を司る『統一神』、罪と罰と裁きを司る『断罪神』の2つの役所を持つ神な訳だが」 そう言うと、「あぁ…、コイツ、モノホンの神だったわ…」的な顔をされた クリス「だが、学園では隠した方がいいな」 朱里「何でですか?煩い先輩とかも黙らせる事が出来るだけじゃないですか」 ちょwwwww先輩の認識wwwww てか、お前らは三年生だろ? 大学部の先輩がくんのかよwwwwwどんだけ暇なんだwwwwwwwwwwwwwww シオン「多分あれだろ。神を宿す者に取り込まれたい訳か、権力目当てで」 リア「その通りだよ!流石シオン、頭が回るね!」 リアの性格が変わりすぎ 龍一「なる程、権力では国王より上、子孫繁栄が約束されるようなものなのかな?」
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