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~龍一side~
サクヤさんから説明を受けた僕は何処か安心した
龍一「つまり、刹那の芝居だと?」
サクヤ「その通りです」
もう一度確かめる為に聞くと即答された
心から安心したのは僕だけではない筈
龍一「でも何でそんな事を?それにサクヤさんと刹那の関係に刹那は一体何者…」
サクヤ「待って下さい。それは順序を追って説明しますから」
龍一「あっ、はい」
それもそうか。一気に説明されたらそうなるよね
サクヤ「先ず、私と刹那様の関係ですね?
それを簡単に言うと上司と部下です」
麻衣「部下?今までの会話からアナタが部下という事か?」
サクヤ「はい。次に何故騙すような事をしたか?それは私と刹那様の出会いから説明します」
サクヤさんは語り始めた
自分の過去を
私は、ある男性と結ばれました
しかし、その男性は意味嫌われる者でした
強大な力を持つが故に
周りの人も私がその男性に近づくのを止めましたが、私は抑制を無視し、子を宿しました
サクヤ「その子がアナタ、セツノです」
セツノ「私…」
サクヤ「私はセツノを産み、三人で幸せに暮らす筈…だったのですが…」
サクヤさんは悲しそうな表情で言葉を継ぐ
だった?
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