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サクヤ「そして私達の子供であるセツノを恐れてなのか、無い筈の罪をなすりつけ、私と夫は捕まりました
反逆者として。そして、セツノはこの次元に送られた。という訳なのです」
セツノ「それで…」
なる程、こうしてセツノさんが捨てられた訳か
サクヤ「暫くして夫も死んでしまったのですが…」
セツノ「そうなんですか…」
悲しそうに声を漏らす
サクヤ「それでも生き残った私は色んな用途で使われました。奴隷みたいな扱いですね」
奴隷…
その単語は酷く僕の心に突き刺さった
サクヤ「それから五年後ですね。刹那様が現れたのは」
クリス「奴隷の生活を五年も…」
さらにサクヤさんは続ける
サクヤ「刹那様は私以外に捕まった者達を解放すると、何を思ったのか私に近づき
『俺について来いよ』と言って、私は刹那様の部下になったのです」
スッゴい簡単な勧誘だね
って!
龍一「刹那って何歳なの!?セツノさんが生まれたて頃には既に自我があったんでしょ!?」
サクヤ「知りません。それより、刹那様の正体ですね?」
龍一「無視しないでーーーー!!」
『煩い!』
龍一「うっ、はい…」
皆に怒られたので静かにする事に
サクヤ「そうですね…。何なんでしょうね」『いやいやいやいや!!』
美雪「何で部下であるアナタが知らないんですか!?可笑しいでしょ!?」
思わずツッコミを入れる
サクヤ「いや、言語では表現出来ないんですよ。私も刹那様の力は知りませんし
まあ、あえて言うなら…、全ての概念や存在、要素、その他諸々が混ざったような存在だと思って下さい」
シーン
静まり返る空間
クリス「えぇ~と、要するに神様みたいな存在なのか?」
サクヤ「神ですか…。それで表現出来たらどれだけ楽だったんでしょうかね…」
刹那、君はい…「私は元神なのですが」
えっ?
『えええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
セツノ「おっ、お母さんが神様!?」
サクヤ「はい、それを言うならアナタも神ですよ?今は力はありませんけど…」
もう、驚かないよ
カイン「次々と衝撃の事実が明らかになるな…」
麻衣「所で、アナタ達は何処から来たんだ?
ダヌの話しから推測すると第一世界と第二世界の何れから来たと推測出来るが…」
疑問をサクヤさんにぶつける
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