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サクヤ「別次元の事ですね。私も刹那様も別次元の出身です
此処は無限にある次元の一つにしか過ぎないんですよ
最も、原初の次元なので他の次元より世界は多く、強さも桁違いですね
この世界も上位ですが…、やはり、罪界と『無限世界』のレベルは別格なのですよ」
衝撃の事実
ん?でも、何で刹那はこの次元に?仕事?
サクヤ「それについては私の口からは言えません。でも、刹那様はまだこの次元に居る
という事は明らかです」
刹那はまだこの次元に居る…
渚「サクヤさん…、刹那を連れてこれますか?」
セツノ「お母さん、私からもお願いします」
サクヤ「元よりそのつもりです」
そう言うとサクヤさんはこの場から姿を消した
刹那…
僕達は刹那の帰りを待ってた
~龍一sideout~
~刹那side~
旧支配者を倒したすぐ後の事である
書類が山積みされた部屋にあるソファー
灰色のコートを着た男が顔を隠し、寝っ転がってた
刹那「最低だ…」
というか、俺だった
いや、ふざけられる立場じゃないな
刹那「何やってんだよ…」
最近、妙に頭が回らないとは言え、能力に頼りすぎた
言い訳にしか過ぎないか…
少し考えれば分かる事だ
只でさえ、『全てを得し者』で感情とか分かるのに…
結局…、自分の過ちを消す事しか頭に無かった…
龍一…、渚…、セツのん…、朱里…、美雪ちゃん…、麻衣さん…
コイツらには深く関わり過ぎた…
心に多大なダメージを与えすぎたよ…
特に龍一と渚はヤバいな…
俺的に言えば、エリオ達に見捨てられるのと同じだ…
自分が一番やられたくない事をやっちまった…
机に置いてある羽ペンに目をやる
刹那「契約を結んでる場合じゃないだろ…」
不明確【マスター…、そんな事をやってる場合では…】
遺産の一つである『不明確』が言う
刹那「そんな事は分かってるよ…」
端から見れば、羽ペンに喋ってる狂った人にしか見えない
ヤバいな
物凄く眠い
寝てる場合じゃ…ない……の…
刹那「スースースー」
そして俺は眠りについた
刹那【また夢か…】
目の前には燃え盛る森
そして何万もの人間が森から、「我、先にと逃げ出す」逃げ出す
いや、逃げてるのは森ではない
一人の青年からだ…
青年「ねぇ、待ってよ!」
容姿は銀髪のオッドアイ右眼が紅色で左眼は金…、というより、黄金色だった
もっと詳しく言うと、両眼は宝石より輝いてた
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